イシザキゴルフ製作所

私がゴルフクラブを初めて握ったのは中学2年生でした。家の納屋にあった、叔父が使っていたアイアンを持ち出して自宅の畑で友達とボールを打って遊んでいました。その時、友達のスイングプレーンに運悪く入ってしまい、顔面を強打し、5針を縫う大怪我をしました。そんな経験があったのでゴルフは危ないもので、触りたくないと思っていました。

球技経験は学生時代に卓球、バトミントン、テニス。あまり熱が入ることなく部活動の一環としてやっていました。社会人になり上司からゴルフを進められましたが、おじさんがやる接待目的のスポーツというイメージだったのと怪我をした苦い経験があったので断っていました。もともと体を動かすことが好きではなかったのですが、30歳を過ぎ年齢を重ねていく上で健康の為に何かスポーツをと考えるようになりました。夫婦で高齢になっても続けられるものをと検討した結果、ゴルフが最適なのではないかと思いました。それは妻の父親が現在も元気にラウンドをしているのを知っていたことも大きい要因であります。

まずゴルフを始めるにあたって、ゴルフクラブを購入する為に量販店へ出向き、説明を聞いて価格の話になった時、あまりの高額に驚き退散。改めてネットで検索して低価格のハーフセットをとりあえず購入しました。次に、初心者なのできちんとレッスンを受けようと思い、色々な練習場に行って話を聞きました。その中のひとつが現在でも通っている練習場であり、坂東広基ティーチングプロとの出会いです。坂東プロの教え方はゴルフ理論とひとそれぞれの身体特性を考えた指導で、初心者用のゴルフ教本とは違って感銘を受けました。

さらにティーチングプロはクラブについてもこだわりが強く、練習の合間にクラブ談義をするうちにゴルフクラブ自体にも興味が湧くようになりました。私は工業系の学校を出ていることもあり、車の整備から日曜大工まで幅広い趣味が元々ありましたが、ゴルフクラブについても調べ始めました。書籍購入、インターネット検索などでの情報収集、ゴルフショップや工房巡り、ゴルフ専用工具をひとつ、またひとつと購入し、独学で勉強していました。

とある事情で時間的余裕が出来たので、ゴルフについてもっと専門的に学びたいと思い、勉強先を探した結果、ザ・ロイヤル総合学院に連絡をして資料を取り寄せました。学院長にお話しを伺い、入学を決めました。この時で40歳目前、一念発起してゴルフに携わる仕事をする決意をしました。はじめは企業に勤める事も考えましたが、自身自身の会社を持ち物事を考え責任ある人間でありたい気持ちが強く、色々な方々のご協力やアドバイスを受け現在に至ります。

イシザキゴルフ製作所
代表 石嵜 友之